生活習慣病は内臓脂肪から?肥満の原因と中高年におすすめの対策

若い頃と同じ食事内容でも、中高年になるとなぜか太りやすくなり、お腹がポッコリと目立ってくることがあります。

しかし、お腹がポッコリしてしまうと、衣類がきつくなったり、何となくだらしない体型に見えてしまうなど、あまりいいことがありません。

外見だけでなく、内臓脂肪による肥満状態は注意が必要なんです。こちらの記事では、中高年男性に多い内臓脂肪による肥満の原因と対策についてご紹介しています。

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中高年は内臓脂肪が溜まりやすい!原因は何?

中高年男性に多いポッコリお腹、その多くは内臓脂肪の蓄積によるものです。それではまず、内臓脂肪が蓄積される原因から見ていきましょう。

こんな食生活をしていませんか?

「若い頃と同様の食事をしているのに、年齢とともに太りやすくなった」という方は、まずは普段の食事内容をよく思い返してみてください。

普段、脂肪分の多い料理やアルコールを大量に摂ってはいないでしょうか?

特に脂肪分を多く摂りすぎてしまうと、体内での分解や代謝が追い付かず、皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄積されやすくなります。

そして、男性ホルモンの体内量が多い男性の場合では、余計な脂肪分が内臓脂肪として蓄積されやすいといわれているのです。

脂肪分やアルコールの摂取量が多くても、基礎代謝量が多い10代~20代であれば、脂肪分が代謝されやすく、内臓脂肪が蓄積される可能性は低いでしょう。一方、代謝機能が低下した中高年の場合では、10代や20代の頃と同様の食事をしていては、内臓脂肪が蓄積される一方で、自然に減ることはまずありません。

つまり、中高年を迎えたら、飲みすぎ、食べすぎを控える工夫が必要になるということですね。

運動不足が慢性化していませんか?

代謝機能が低下しているのに若い頃と同じ食事を摂り、その上若い頃よりも運動量が減れば、体内に蓄積された内臓脂肪が燃焼される機会が減り、いつまでたってもポッコリお腹が解消されることはないでしょう。

学生時代に何かスポーツをしていた方が、社会人になって急に太るという話をよく耳にしますよね?
これは、生活スタイルが変わったのにも関わらず、スポーツをしていた頃と同様の食事を摂っていることで起こる現象です。

それと同様に、代謝機能が低下しているのに、代謝機能が活発な若い頃と同様の食事を摂りつつ運動をしなければ、余剰カロリーによって内臓脂肪が蓄積されやすくなるのです。

「中高年になって運動はきついなあ…」こうお考えの中高年の方は多いかもしれません。

しかし、そのポッコリお腹がいつまでも続くと考えるなら、少しでも運動をしてみようという気になるのではないでしょうか。

運動があまり得意でない中高年男性の運動方法については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ところで、内臓脂肪と皮下脂肪はどう違う?

皮下脂肪と内臓脂肪はどちらも体脂肪と呼ばれていますが、実は、皮下脂肪と内臓脂肪にはそれぞれに異なった特徴があります。

出典:NIKKEI STYLE

まず皮下脂肪ですが、この脂肪は皮膚と筋肉の中間部分に蓄えられる脂肪を意味し、男性よりも女性に蓄えられやすいといわれています。

一方の内臓脂肪は、その名の通り、胃腸などの内臓を取り囲むようにして蓄えられるという特徴があり、女性よりも男性のほうが蓄えられやすいといわれています。
というのは、内臓脂肪の蓄積は男性ホルモンが影響を及ぼすため、男性ホルモンの体内量が女性よりも多い男性のほうが、より蓄積されやすいからです。

そして、内臓を取り囲むように蓄積されることから、蓄積量が増えれば増えるほど、ポッコリお腹が目立つことになるのです。
なお、皮下脂肪が身体全体に蓄積されやすいのに対し、内臓脂肪は内臓の周囲に蓄積されるという違いがあるため、両者は見分けやすいでしょう。

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【重要】内臓脂肪型肥満は生活習慣病の元凶?

皮下脂肪と内臓脂肪について、大まかにご理解いただけたのではないでしょうか?

両者の大きな違いは、それが蓄積される部位にありますが、実は、見過ごせないもうひとつの違いについても知っておかなくてはなりません。

それは、メタボリックシンドロームと、そこから派生するあらゆる病気の問題です。内臓脂肪と聞いただけでは、それが蓄積されるだけで重大な病気の発症につながると考えることはないかもしれません。

出典:kao ヘルシア

しかし、近年の研究によって、内臓脂肪の蓄積でメタボリックシンドロームを引き起こすと、その弊害として血栓や高血圧、高血糖などの生活習慣病になるリスクが高まることがわかってきているのです。

つまり、ポッコリお腹がやや目立ってきた時点で、内臓脂肪を減らす対策を講じなくてはならないということですね。

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中高年の内臓脂肪はこうやって減らそう

中高年になって代謝機能が低下すると、ダイエットをしようが運動をしようが、すぐに内臓脂肪が減ることはありません。

しかし、内臓脂肪が減らないからといって、食事の摂取量や内容に注意を払わない、運動をしないという生活を続けていたのでは、いつまでたってもその状況から抜け出すことはできません。

それでは、中高年が実践しやすい内臓脂肪を減らす方法についてご紹介しましょう。

食事の摂取量や内容を変えてみよう

まず、脂肪分が多い食事とアルコールの摂取量を極力控えましょう。

たとえば、良質な動物性たんぱく質を含む肉の摂取は大切ですが、脂肪分が多い部位や種類を避けるだけで、脂肪分の摂取量を抑えられます。

具体例としては、豚バラ肉ではなくヒレ肉を摂る、霜降りステーキではなく赤身ステーキを摂るなどの工夫を加えれば、いつものメニューはそのままに、脂肪分の摂取量を抑えることが可能になるのです。

また、どうしてもアルコールを摂りたいなら、糖質を含むビールではなく、糖質ゼロのアルコール飲料に変える、日本酒ではなくウイスキーにするなどすれば、血糖値上昇の原因になる糖質の摂取量を減らせますね。

このような工夫を加えれば、大好きなアルコールを我慢することなく、内臓脂肪を減らす対策を行えます。

ただし、脂肪分や糖質が少ない食品でも、摂りすぎればカロリーオーバーになって内臓脂肪の蓄積につながりますので、「摂取量はほどほどに」を心がけることが大切です。

有酸素運動を実践しよう

有酸素運動とは、実践中に酸素を大量に消費する種類の運動で、ストレッチ、ウォーキング、ジョギング、ランニング、水泳、サイクリングなどがこれに該当します。

このような有酸素運動には、皮下脂肪や内臓脂肪を減らす効果を期待できますので、中高年の内臓脂肪減少対策として適しているのです。

また、定期的に有酸素運動を行うことで、少しずつではあっても代謝機能アップを見込めるというメリットもあります。

運動する習慣がないと、身体を動かすことか億劫かもしれませんが、サイクリングで少し遠出してみるなどなら、比較的実践しやすいはずですよ。

肥満外来に通院という選択肢も

食事の注意や運動を実践しても、ポッコリお腹がなかなか改善されないなら、思い切って肥満外来に相談してみるというのもひとつの方法です。

肥満外来はダイエット外来と呼ばれることもあり、医師や管理栄養士などの指導を受けながら、効率的に食事制限や運動を行えます。また、医師が必要だと判断した場合には、ダイエットピルの処方を受けることもできます。

食事制限や運動を1人だけで実践しているという孤独感を感じることなく、ゴールに向かって進むことができるのです。

「自分では痩せられない、内臓脂肪を撃退できない」と感じたなら、肥満外来に通院する方法があるということも知っておきましょう。

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まとめ

中高年男性といえばポッコリお腹、そんなイメージがあるかもしれません。

ポッコリお腹の正体は内臓脂肪であることがほとんどで、その状態を放置することでよりポッコリお腹が目立つだけでなく、病気のリスクが高まります。

内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、たまりやすく/減りやすい性質をもっています。生活習慣病の元凶とも言われる内臓脂肪型肥満を脱し、健康でスマートな身体を手にいれましょう。

また、内臓脂肪型肥満にならないためには、まずは普段の食事に注意を払うとともに、定期的な運動を実践することが大切です。食事に注意を払うことが難しい、運動に自信がないという場合には肥満外来に通院するという選択肢もあります。

いつのまにか静かに蓄積されてしまう内臓脂肪は、早期の自覚と対策が有効です。いち早く内臓脂肪の減少を目指し、生活習慣病を遠ざけましょう。

中高年世代の食事と運動については以下の記事が参考になると思います。

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