加齢に負けない!今すぐにできる中高年の物忘れ対策4選

個人差こそあるものの、40代以降になると物忘れを自覚する方が増えてきます。

そして、このような物忘れが頻繁に起こると、今度は認知症についての不安が膨らみますよね。では、物忘れは認知症の入り口なのでしょうか?

こちらの記事では、物忘れと認知症の特徴や違い、そして、今日からできる物忘れ対策4選をご紹介しています。

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中高年の物忘れは認知症の予兆?

中高年になると、多かれ少なかれ物忘れを自覚するようになります。

しかし、今やろうとしていたことや、人の名前をなかなか思い出せないことなどの頻度が高くなってくると、「これはもしかして、認知症の前兆?」という不安が膨らみますよね。

では、物忘れは認知症の前兆として捉える必要があるのでしょうか?

物忘れと認知症は別の症状

物忘れと認知症は、ともに「物事を思い出せない」「記憶があいまい」などの症状が現れやすいため、混同してしまいがちです。

しかし、症状は似ていても、物忘れと認知症には決定的な違いがあるのです。

それでは、物忘れと認知症の特徴からお伝えしていきましょう。

物忘れの特徴

物忘れとは、人の名前や物の名称など、脳で記憶していた事柄を一時的に忘れ、思い出すのに時間がかかる状態をいいます。

たとえば、夕方になって、朝食に摂ったメニューの内容を思い出せなくなったとしましょう。

この場合、年齢による物忘れなら、しばらくの間思い出すことができなかったとしても、間もなく思い出すことができます。

具体的な例を挙げると、冷蔵庫を開いてトマトとヨーグルトを見つけたとき、「そうだ、朝食にはトマト入りのサラダとヨーグルトを食べた」というように、何かのきっかけやヒントによって思い出すことができるということです。

つまり、「朝食を食べた」こと自体はしっかりと覚えているということですね。

また、財布や家の鍵などを置いた場所を忘れてしまったとしても、記憶を少しずつ辿って置いた場所を思い出せるのが、年齢による物忘れの特徴です。

なお、年齢による物忘れの場合では、自分の記憶があいまいになったことで物忘れが起こっているという自覚があります。

認知症の特徴

物忘れでご紹介した例で認知症の特徴をご紹介しましょう。

年齢による物忘れでは、「朝食は食べたが、何を食べたか思い出せない。しかし、きっかけがあれば詳細を思い出せる」という特徴があることがわかりました。

一方、認知症の場合では、朝食をしっかりと食べたのに、食べたこと自体、そのものを忘れてしまうという特徴があります。

また、財布や家の鍵などを置いた場所を忘れてしまった場合、自分の記憶があいまいになっているという感覚はほとんどなく、「誰かが鍵を隠した」「財布を盗まれた」など、他者のせいにすることが多いというのも、認知症の特徴です。

 

このように、他者のせいにする認知症はアルツハイマー型認知症と呼ばれ、認知症の代表的な症状としてよく知られています。

このような状態は「もの盗られ妄想」と呼ばれ、同居家族やホームヘルパーなど、身近にいる人が対象となることが珍しくありません。

なお、認知症は脳で起こる進行性の病気で、放置しているとあっという間に悪化することがありますので、発見次第、直ちに治療を開始する必要があります。

とはいえ、認知症を発症している本人には自覚がありませんので、周囲がいち早く気づき、治療を促すことが大切です。

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今日からできる物忘れ対策4選をご紹介

上記では、年齢による物忘れと認知症の違いについてご紹介してきましたが、本格的な認知症ではないものの、認知症により近い軽度認知障害:MCI(Mild Cognitive Impairment)という症状が現れることもあります。

出典:相談e-65.net

この症状は年齢による物忘れとよく似た症状が現れるため、「単なる物忘れ」と捉えがちですが、放置していると認知症に移行するリスクが高まるといわれているのです。

しかし、軽度認知症は認知症とは異なり、早期に治療を開始して健常の状態にまで回復した例が確認されています。

つまり、治療を早めに開始しておくことが何よりも大切だということですが、治療以外の部分で対策をしておくことも大切です。

夜更かし癖を直そう

睡眠時間が短いと、アルツハイマー型認知症発症のリスクが高まるといわれています。

まず、アルツハイマー型認知症はβアミロイドという物質が脳に蓄積されて、神経細胞がダメージを追うことで発症することがわかっています。

つまり、βアミロイドを減少させることができれば、アルツハイマー型認知症を予防できることになるということですね。

なお、βアミロイドは睡眠時間中に脳で処理されるため、睡眠時間が短いと十分な処理ができず、その結果アルツハイマー型認知症の発症率が高くなると考えられています。

以上のことから、アルツハイマー認知症発症を防ぐためには良質な睡眠が必要だということがわかりますので、夜更かしはやめて、毎日同じ時間に床に就き、たっぷりと睡眠をとることを心がけましょう。

軽い運動を習慣化しよう

上記では、βアミロイドは脳で処理される物質であるとご紹介しましたが、実は、この物質の代謝に運動が役立つことがわかってきているのです。

運動は筋力アップや肥満の予防にも役立ちますので、これらに加えて認知症予防に役立つなら、実践しないという手はありません。

また、運動といっても激しい運動をする必要はなく、マイペースで行える速足散歩やウォーキングで十分です。

これなら、運動が億劫な方でも気軽に実践できるでしょう。

なお、運動をするなら1回で長時間行うのではなく、毎日30分程度続けることが良いとされていますので、短時間であっても、できるだけ毎日運動をする習慣を身につけましょう。

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参考:OMRON

熱中できる趣味を持とう

あなたには、熱中できる趣味がありますか? もしないのであれば、興味が持てて趣味にできそうなものを探してみてください。

それは、物事に熱中することで脳を使えば、脳の機能の活性化を見込め、物忘れや認知症の予防に役立つからです。

たとえば、読書を趣味にした場合では、文字を目で追う作業とともに、文章を理解しなければなりませんので、脳を使いますよね?

また、楽器を趣味にする場合では、楽器の取り扱い方法や譜面の読み方を覚えたり、手指を使ったりするため、脳と筋肉を同時に使えることになります。

また、手芸などの細かい手作業でも、脳と筋肉を同時に使うため、物忘れや認知症の予防に役立ちます。

いずれにしても、大切なことは「熱中できる趣味を見つけて脳を使う」ということです。

現在趣味をお持ちならそれを掘り下げる、趣味をお持ちでないなら、興味関心を持てることを見つけて、物忘れや認知症の予防対策として役立てましょう。

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食生活にひと工夫を加えよう

まず、大量の飲酒は脳の萎縮につながり、認知症の引き金となる可能性がありますので、お酒を楽しむなら飲みすぎに注意しましょう。

また、青魚などに含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)には脳の活性化作用があるといわれていますので、これらを積極的に摂ることが認知症予防に役立ちます。

ただし、食事は栄養バランスが大切ですので、青魚ばかり食べるのではなく、野菜や果実、肉類、大豆製品などもできるだけ毎日摂ることを心がけてくださいね。

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まとめ

人の名前を思い出せない、今朝食べたメニューを思い出せないといったことが頻繁に起こり始めると、「もしかすると認知症の入り口?」と、心配になってしまいますよね。

しかし、このような状態は年齢による物忘れ現象で、認知症とは分けて考える必要があるのです。

とはいえ、物忘れとよく似た症状が現れる軽度認知障害という病気もあり、この病気を発症していた場合では、直ちに対策を開始しておかないと、そのまま認知症に発展するリスクが高まります。

今回は、物忘れや認知症の違いや対策についてもご紹介してきましたので、ぜひ参考にしていただき、物忘れや認知症から身を守りましょう。

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